春季歯周病学会学術大会へ参加|西新宿五丁目駅2分の歯科医院

明海大学歯学部臨床講師

臨床研修指導歯科医

歯を抜かない保存治療

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春季歯周病学会学術大会へ参加

投稿日:2019年6月6日

カテゴリ:院長ブログ

「低侵襲・高効率の歯周治療」をテーマとして春季歯周病学会学術大会が行われました。

春季歯周病学会学術大会

アメリカ歯周病学会の会長の講演やTonetti先生のマイクロサージェリーなどの講演が行われ、低侵襲を意識した精度の高い技術を必要とする素晴らしい治療の様子が講演を通じて伝わりました。特にマイクロサージェリーを行う部位は、前歯などのエステティックゾーンに多いため、見た目の仕上がりも重要です。

また、歯周病治療では歯石やプラークの除去が歯周病を進行させないために大切な治療です。通常、歯周ポケット(歯と歯茎の境目)の中に残っている歯石を除去することは、盲目的な治療で行われます。その際、歯周ポケットの深いところに残っている歯石は普段使用する器具では到達できません。そのため、深いところにある歯石の除去は、歯周外科治療を行うことで歯肉を切開して直視下で治療を行います。

歯科治療の分野にも内視鏡があり、効率的な歯周外科治療の応用として使われています。内視鏡を使用することで歯肉の切開を減少させることができ、患者さまの侵襲を最小限にすることが可能となります。

他にも低侵襲な骨再生の研究が行われています。このことで、歯周病治療だけではなく、インプラント治療にも応用することが可能となります。今後は、低侵襲で高効率な治療方法が再生治療にも臨床応用出来ることを期待したいと思います。

今回の学会には、医院のスタッフも数名参加しています。彼女たちの勉強熱心な姿勢にも、感心させられます。私も今回学んだことを臨床に活かして、スタッフたちと共に治療、教育、研究ができるように努力していきます。

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